プロフィール

フォトアルバム
スタッフ

先斗町のBARで働いている活発なのか、引きこもりなのかわからないバーテンダーです。

最近のコメント

最近のトラックバック

もっとお店のブログを見る

« 2010年2月 | メイン | 2010年4月 »

2010年3月

2010年3月29日 (月)

白州 ヘビーリー ピーテッド

ピートとは、寒冷地に生える植物が堆積してできた泥炭、草炭のことです。
ウイスキー造りでは、原料となる二条大麦を水を浸して発芽させます。乾燥させて発芽を止め麦芽(モルト)が出来上がりますが、その際にピートを焚くことにより、麦芽にピート特有の香り(スモーキー・フレーバー)がつくのです。乾燥時の温度を高くし、長い時間をかけることで、モルトにはより強いスモーキーフレーバーがつきます。
寒冷地であり樹木が少なかったスコットランドでは、昔から燃料として使用されていました。

白州ヘビーリーピーテッドは、貯蔵庫に眠る白州原酒のなかから、特にピート香の強い原酒をヴァッティングしてつくられたシングルモルトです。
アイラ島のアードベックやラフロイグと比べても遜色ないほどピート香の強さは非常に強烈です。

・アロマ(グラスごしに感じられる香り)
ピート香が鼻に刺さるが、塩気ではなくやさしい甘さが全体を包んでいる感じで、暴力的な感じはない。
・フレーバー(口にしたとき感じられる香り、味)
舌の上には果実系の甘みが感じられるが、鼻にはやはり強いピート香が刺さり、喉は48%の度数もあり熱く焼ける。後味は甘さからやがてザラついた渋みに変わる。飲んだことを忘れるほど後になって残っている感覚は、お吸い物を飲んだ後のような上品な心地よさ。

ピートは確かに強烈ですが、それだけの単調なウイスキーではありません。
限定品ですので、現品限りです。お早めに!

2010年3月18日 (木)

お知らせ

来月、4月1日、先斗町BAR吉祥は2周年を迎えることとなりました。
これもひとえに皆様方のご支援があってのことと厚く御礼申し上げます。
その感謝の意を込めまして、4月1日に
2nd Anniversary Partyを開催させていただきます。
皆様お誘い合わせのうえ、ご来店いただけることを
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。

当日は2時間2500円フリードリンク(※一部除く)とさせていただきます。

2010年3月 8日 (月)

ウイスキーの魅力って何でしょう

何年か前テレビにウイスキーのブレンダーさんが出演していて、司会者との会話の中で、ウイスキーの魅力と何故それに惹かれるのかについて触れる場面がありました。とても感銘を受けたので、ご紹介をば

まとめるとこんな感じです

「人は生きるためにたくさんの栄養素を必要とします。だから、一度に多くの味を感じることに本能的に魅力を感じるわけです。さて、ウイスキーを一本つくるためには10数種、ときに数10種の様々な個性をもつ原酒がつかわれるわけです。つまり、ウイスキーを一口飲むだけで数10種の味を味わうことになります。
ウイスキーは、人が本能的に求める欲求に見事に応えているわけです。」

目から鱗、納得でした。皆さんはどうでしょう?

2010年3月 2日 (火)

シングルモルトウイスキー山崎10年

普通、ウイスキーは熟成が進めばカドがとれて、飲みやすくなります。それなのに山崎シリーズで最も若い山崎10年が12・18年ものと比べても、または他ブランドの10年ものと比べて群を抜いて大人しくて飲み易いのは何故か。

シングルモルトには複数の種類の原酒が使用されているため、エイジングの差以外にも使用原酒の種類、数、構成比率で違いがあるからです。
麦芽の乾燥の際にピートを炊くのか炊かないのか、炊くなら時間、温度はどうするか。
発酵の時、使う酵母の種類、発酵槽の素材はどうするのか。
蒸留釜の種類は、蒸留方法はどうするのか。
樽の材質、大きさ、貯蔵場所はどうするのか。

生産工程においてこれ以外にも様々なポイントで差が生じ、出来上がる原酒の違いとなって現れます。若くても最初からかなり柔らかくて飲みやすい原酒、いつまで熟成させてもトゲトゲしい刺激を失わない原酒、柑橘系の果物のような香りをもつ原酒、余韻が長い原酒・・・
短所にも長所にもなる無数の個性をもった原酒がときに必然に、ときに偶然に出来上がります。
そして一本のウイスキーを造るにあたり、そのテーマに沿って原酒を選び、「何をどれだけ使うか」をブレンダーさんが決めるのです。

シングルモルトウイスキー山崎10年は、香り・飲み口・余韻どの段階でも、鼻・唇・舌・喉・どの感覚器官にも優しく染みていきます。狙いのもとに造られた原酒が選ばれて、狙いのもとに混ぜ合わされて、こういう性格のウイスキーが出来上がったのです。

ウイスキーは学校のクラスのようなもので、ある部分は共通の、ある部分は異なる環境で育ったそれぞれがそれぞれの個を主張しながら共存し、クラス単位の個性を構成します。ウイスキーは、どんなクラスにしたいかをまず決めてから、構成する個を誰にするか何度も吟味し、テーマに沿ったクラスに構成します。

山崎12年は山崎10年の何十人が全員成長した2年後の姿ではなく、はっきりいえば中の最年少が10歳か12歳かという違いしかありません。中身の個は別人なのです。もちろん、山崎の名を冠する以上、共通した特徴を発揮する個は存在するんですけどね。

先斗町 BAR 吉祥 のサービス一覧

先斗町 BAR 吉祥